新聞やニュースなどで様々な経済指標の用語が出てきます。その度にいまいち良く分からないまま読んだり聞いたりしているのではないでしょうか?
しっかり勉強するのは大変ですので、簡単に理解できるように説明します。
小売業で勤務していても、最低限知っておいた方が絶対良いですのでぜひ最後まで読んでみてくだい。
最低限知っておきたい、経済指標6つの用語を説明します。
経済指標に関しては、社会人になるまではほとんど気にしたことがないといった方がほとんどではないでしょうか?
これは日本の金融リテラシーが低い事が関係していると思っています。
今は経済指標を説明してくれたり、投資信託やETF等より安全性の高い投資に関して説明してくれるユーチューバーが沢山いますので見ることをお勧めします。
アルバイトを開始したら、学生でも親に相談して、証券口座の一つでも持っていて、5,000円からでもインデックス投資をしていく方が将来的に絶対に経済的には豊かになるのではないかと感じます。
基本的な、経済指標に関して今回は6個に絞って説明しますので是非読んでみてください。
経済成長率とは
簡単に説明すると以下のイメージになります。
国や地域の経済力が一定期間にどのくらい成長しているかを計算したものとなります。
これは国内で生産された商品やサービスの総額のGDP(国内総生産)の増減によって表されます。
基本的には1年毎に数値が出ますが、その他にも、3ヶ月の四半期毎に数字も発表されて、世界銀行や研究調査機関などが予測し、その国の経済の見通しを図る目安として使われています。
例えば、良く中国の経済成長率は6.9%に対して日本は1.7%などと表されている数字がそれです。
高い方がより高い経済成長を期待されているといったことになります。
日本は、上がる気がしないですよね、どんどん都市部にだけ人集まるし結局少子化対策も中途半端・・・ここに予算しっかり使うことが10年後20年後の日本に大きなプラスを生み出すと思うのですが・・・人口が増加すれば小売業も必ず儲かる。
※あくまで個人的な意見です。
円安・円高とは
自国の通貨と他国の通貨の交換比率が為替のレートとなります。
世界中で取引されており、日々変化しています。
FXがまさに為替のレートで取引します。
ほぼ一日中土日も取引ができます。
レバレッジも25倍までかける事ができるので大きく利益を出したり、マイナスしたりする取引になります。
基本的には、レバレッジはあまり効かせると強制ロスカットになる可能性があるのでまずは少ない金額で2〜4倍くらいでスワップポイントで金利差の利益をコツコツ貯めるのが初心者にも良いかと思います。
南アフリカランド・メキシコペソ・トルコリラなど高金利で有名です。
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円高、円安の話に戻ると、ドルやユーロなど他国や地域の通貨に対して円が安くなる事が円安で高くなることが円高となります。
例)
①1ドル=100円
②1ドル=120円
上記ではどちらが円安でどちらが円高かわかりますでしょうか?
答えは①が円高で、②が円安となります。
1ドル買うのに少ない円で購入できれば円の価値が高いので円高、その逆が円安と覚えておくと覚えやすいです。
メリット
円安になると輸入代金として受け取るドルを円に交換する時、金額が多くなるので輸出企業にはメリットとなります。
デメリット
輸入するには多くの円を支払わなければならないので輸入企業はデメリットとなります。
1ドル=100円(円高)の時は10,000円の商品を100ドルで購入できます。
→日本がアメリカから輸入するならお得だから沢山買いたいですね。
1ドル=200円(円安)の時は10,000円の商品を50ドルで購入することができます。
→アメリカが日本から輸入するならお得だから沢山買いたいですね。
その他にも、金利や株価など様々な要因がありますが、今回はまずは簡単にでも円高と円安について理解できればOKだと思います。
景気動向指数とは
経済に関する、様々な項目(29項目)の景気指標を基に指数を出しているのが、景気動向指数です。
良く新聞などにも出てくる言葉でコンポジット・インデックス(CI)とディフュージョン・インデックス(DI)があります。
CI:景気の変動の大きさなどを表します。
DI:改善している指標の割合を算出します。
特にDIが内閣府から発表されると新聞などでも掲載されたりしていますので少し詳しく説明します。
DIは上昇を示している、景気指標の割合が数ヶ月連続して50%を上回っている時は景気拡大。
50%を下回っている時は景気が後退していると判断されています。
完全失業率とは
15歳以上の労働人口に占める完全失業者の割合となります。
完全失業者=現在仕事をしてなくて、仕事があればすぐにでも働く事ができて仕事を探している状態の方を指します。
全国で無作為に抽出された約4万世帯の世帯員の内15歳以上の約10万人を対象とし、その就業、不就業の状態を調査する労働調査から割り出しているそうです。
総務省の統計局が毎月公表し、雇用情勢の目安ともなるので、景気判断の指標としても用いられている。
2021年の2月で発表されているのは2.9%となっています。
詳しくはこちら↓
有効求人倍率とは
求職者1人あたりに、企業からの求人数が何件あったかを示す指数となります。
求職者1人に対して求人が1人だったら1倍ですね。
ハローワークに登録している、求職者に対して、求人を募集している企業からの求人数(有効求人数)との割合を、毎月、厚生労働省が公表している。
企業は業績が良い時や事業を拡大する時は採用を増やし、逆の場合はもちろん求人を減らしますので有効求人倍率から景気動向の一端をある程度量ることができると言われています。
2021年の2月で発表されているのは1.09倍となっています。
詳しくはこちら↓
消費者物価指数とは
消費者物価指数は、全国の世帯が購入する各種の財・サービスの価格の平均的な変動を測定するものとなります。
ある時点の世帯の消費構造を基準に、同等のものを購入した場合に必要な費用がどのように変動したかを指数値で表し、総務省統計局が行う小売物価統計調査で調査された小売価格から指数を作成する。
物価は経済活動が活発となり需給が追いつかなくなると上昇率が高まり、経済活動が停滞し受給が緩むと上昇率が低下する傾向にある。
上昇傾向にあると経済が活発になっていると考えていれば良いと思います。
2021年の2月で発表されているのは前年同月比−0.4%となっています。
詳しくはこちら↓
最後に
正直私は小売業で勤務したばかりの時は、経済指標など全く気にもしていませんでした。
ですのでもちろん全然わかりませんでした。
日経平均株価は全ての上場企業の株価の平均だと思っていたくらいです・・・
もし知らないことが多かった方は、完全に覚える必要はないと思いますので、ざっくりとでも覚えておくと良いかと思います。
また、興味を持った方は経済を勉強すると現状のトレンドや他企業の取り組みや業績なども知る事ができるので仕事にも活きてくると思いますのでおすすめです。
では、最後まで読んでくださりありがとうございました。