小売で使う、基礎の計算式。売上数字改善編!

小売で使う、基礎の計算式。売上数字改善編!小売りの役立ちMemo
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かかせり
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売上の数字を改善するにも、様々な方法が考えられると思います。
ここでは、実際の基礎的な計算をしながら数字改善方法を説明していきたいと思います。

実際に問題形式で説明していきますので是非考えながら解いてみて下さい。

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客単価を上げる編

客単価を上げる編

問題)

月商5,000万円の店舗の1ヶ月の客数は30,000人でした。

売上を5%増加させるためには客単価をいくらにUPする必要があるか?考えてみて下さい。

売上の金額を設定しよう。

5,000万円から売上を5%上昇する必要がありますので、まずは目標の売上を抽出してみましょう。

5,000万円×5%=250万円を増加させる必要があります。

5%上昇させるためには5,250万円の売上にする必要があります。

客単価を計算しよう。

客単価は何度も本ブログ内でも説明していますが以下で計算されます。

売上÷客数=客単価

1品単価×買上点数=客単価

ここでは、売上÷客数で求めると良いですね。

5,250万円÷30,000人=1,750円

上記が5%売上を上げる際の目指す客単価になります。

では現状からいくら客単価を上昇させる必要があるか知る必要がありますので、今の客単価も計算してみましょう。

5,000万円÷30,000人=1,666円

1,750円ー1,666円=84円客単価を上昇させる必要があります。

以上が、売上目標に対していくら客単価を上昇させる必要があるかを考える時の基本的な計算方法になります。

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1品単価を上げる編

1品単価を上げる編

問題

月商3,000万円の店舗の1ヶ月の客数は15,000人、期間中で販売した商品の点数は90,000点でした。

売上を10%増加させるためには1品購入単価をいくらに増やす必要があるでしょうか?

買上点数を計算しよう。

買上点数÷客数になりますので以下の計算式になります。

90,000点÷15,000人=6点

1品単価を計算しよう。

1品単価は1人の顧客の平均1品購買価格の事ですので以下の計算式になります。

客単価÷買上点数=1品単価

客単価は売上÷客数になりますので2000円となります。

2000円÷6点=333円となります。

では、10%増加させた場合の計算をしてみましょう!

3,300万円にする必要がありますので以下の計算になります。

3,300万円÷15,000人=2,200円の客単価にする必要があります。

2,200円÷6点=366円が1品単価となります。

33円1品単価を増加させないと3,300万円の売上にする事ができないとわかりますね。

単価を上昇させるには、高額化粧品を販売強化したり、健康食品の販売を強化していくなどの対策が一般的には実施されますね。

間違えても日常的に使う商品を値上げしてしまうと顧客が離れてしまうので注意が必要です。

単価を上げなくても買上点数を上げることでも客単価を増加されると気づいた方もいると思います。

次では買上点数に関して説明していきます。

買上点数を上げる編

買上点数を上げる編

月商1,000万円の店舗の客数は10,000人で1品単価は200円でした。

1品単価は200円のままで売上を20%増加させるためには、買上点数を何点にすれば良いでしょうか?

買上点数を計算しよう。

客単価は1,200万(1,000万円の25%UP)÷10,000人=1,200円となります。

1品単価は200円のままで計算する必要がありますので計算式は以下となります。

1,200円÷200円=6点

1000万円の売上のままでしたら、1000円÷200円ですので買上点数は5点だったことがわかりますね。

買上点数を増加させるには回遊性を高めることが大切ですね。

その他にも、売場の工夫や買い物カートの利用率向上なども考えられます。

回遊性を高めるために磁石売場について学びたい方はこちら↓

来店客数を上げる編

来店客数を上げる編

月商1,000万円の店舗の客数が10,000人でした。

客単価はそのままの1,000円で売上を10%増加させるためには客数を何人に増加させる必要があるでしょうか?

客数を計算しよう。

1,100万円(1000万円を10%増加分)÷1000円(客単価)=11,000人

簡単ではありますが、客単価をそのままで売上を10%増加させるには、1000人もの顧客を新たに呼んでこないといけないことがわかりますね。

新規の顧客を1,000人呼ぶとなるとかなり大変だと感じますが、すでに来てくれている顧客の来店頻度を高めるとなると考え方も変わってくると思います。

●購入頻度の高い食品を品揃えする。

●食品は品揃え済であれば、生鮮や日配商品など展開する。

など来店頻度が上がる商品を新たに品揃えすることで客数の増加にも繋がると考えられます。

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最後に

ここでは基本中の基本の内容を紹介しております。

最低限知っておいた方が良い数字が売上に関わる計算式だと思います。

是非売上を増加させたいと考えた時は何を上げる必要があるかしっかり考えて行動することをお勧めします。

売上は客数×1品単価×買上点数で表すことができます。

上記の計算式は常に意識していくよ良いと思います。

練習問題

次のうち、1品単価が一番高い店舗はどこでしょう?

A店舗 売上6,000万円で客数が2万人、買上点数が5点

B店舗 売上4,000万円で客数が1万人、買上点数が6点

C店舗 売上5,000万円で客数が1万人、買上点数が8点

解答

A店=600円

B店=666円

C店=625円

正解はB点です。

では、数字は誰もが忘れます。

忘れた頃に見返すことも大切です、私も忘れる度に再度勉強しなおします。

ですが、一度理解しておけば細かい忘却をしているだけですので軽く勉強し直すだけで思い出せますので暗記ではなく、本質の部分を理解しておけば大丈夫です。

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