安全在庫計算式と最大在庫の考え方

安全在庫とは。最大在庫とは。計数
安全在庫計算式と最大在庫の考え方
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安全在庫計算式と最大在庫の考え方

安全在庫とか最大在庫とかよく聞くけど
結局どのように計算するの?
在庫が増えるとデメリットがあるの?
キャッシュフローに影響するって何?

そんな、疑問を持っている方の悩みを解消できるように説明していきます。

在庫の計算式を知ろう!

在庫の計算式を知ろう!

まず、そもそもの在庫に関しての説明をしたいと思います。

在庫は以下の式で計算することが可能です。

期首在庫+仕入れ金額-値下げ-売上=期末在庫(帳簿上の在庫金額)

例)
5,000万(期首在庫)+2,500万(仕入れ)-100万(値下げ)-2,300万(売上)=5,100万(期末在庫)これは次月度期首在庫になりますね。

在庫から売上がわかる!

例)
5,000万(期首在庫)+2,500万(仕入れ)-100万(値下げ)-5100万=2,300万(売上)と売上を計算するときにも使われますね。

商品在庫回転率を知ろう!

在庫回転率=年間売上高÷平均在庫が基本的な考え方です。
小売りで勤務していると月で管理することが多いので
月単位で回転率を出すことも良くあります。

年間売上高平均在庫商品回転率
1億2000万5回転

上記の計算式になります。

商品回転率は高すぎず、低すぎずの最適な状態で一定に保つことが重要です。

基本商品回転率は一定で10回転を理想と考えたとします。
その場合売上が上がれば在庫金額を上げる必要がありますし売上が下がると在庫金額を下げる必要があります。

例1)年間売上5,000万の場合回転率は10回なので5,000万÷10回転の500万在庫が基準在庫となります。

例2) 年間売上6,000万の場合回転率は10回なので6,000万÷10回転の600万在庫が基準在庫となります。

在庫金額が高いのと低いのでは何が違うの?

高い時の問題低い時の問題
発注の頻度が増加して手間がかかる資金の回転が悪くなる(キャッシュフロー)
補充頻度が増える期限切れが起きやすい
倉庫在庫の増加在庫の維持費がかかる
欠品などチャンスロスが増加商品の入れ替えができない
ストアコンディションの悪化値下げ処分が増える。

上記のような問題が発生します。

在庫の管理は小売業にとってとても重要です。簡単な計算式は頭に入れておくとよいですね。

回転率が高い時と低い時にどのような問題が起きるか覚えておき一番良い状態の在庫を見つける事が大切ですね。

では、ここからは本題の説明になります。

安全在庫とは。計算式。

安全在庫とは。計算式。

計算式を基にして説明していきます。

安全在庫=安全係数×√(計画販売期間)×(平均日販数)

※計画販売期間=次の発注までに2日で納品まで2日なら4日です。

  • 安全係数 2.33=100回に1回の欠品率
  • 安全係数 2.06=100回に2回の欠品率
  • 安全係数 1.63=100回に5回の欠品率

上記のような式で安全在庫の計算式は表すことができます。

安全在庫を実際の計算式で出してみよう!

安全在庫を実際の計算式で出してみよう!

安全係数を2.06で考えてみましょう。

計画販売期間は4日。平均日販数は一日10個売れる牛乳とします。

安全在庫=2.06×√4×10となります。

安全在庫=2.06×√40→√40=6.32くらいですね。

√の計算に関してはExcelを使うのであればSQRT関数を使用すると楽ですよ。

最終的に、2.06×8.94=10.3となりますね。ここから最大在庫数を求める必要があります。

最大在庫とは。計算式。

最大在庫量=(計画販売期間)×平均日販数+安全在庫

最大在庫を実際の計算式で出してみよう!

計画販売期間は4日ですね。平均日販売数は安全在庫で記載した通り10個です。安全在庫はすでに計算して表している通りで10.3個です。この数字を数式に当てはめて計算していきましょう。

最大在庫量=4×10+10.3=50.3個となります。

4日後に入荷するのであれば基本的には納品の度に50個在庫をし続けていれば欠品することはほぼ考えられない。
もちろん特売で売上が上がるケースがあったり、土日祝日が売上が非常に伸びる場合は少し調整が必要かもしれません。ですが極端に売れるからと言って100個とかとってしまうと作業効率が悪くなることも事もあります。

あくまでも指標として使う形になりそうですね。

キャッシュフローには3種類ある。

キャッシュフローを知りたい
キャッシュフローを知りたい

在庫に関して説明してきましたが、必ず在庫と一緒に出てくるのがキャッシュフローです。

最後に簡単にですがキャッシュフローに関する説明もとっても大事な事なので説明していきます。

キャッシュフローは以下の3種類が存在します↓

  • 営業キャッシュフロー
  • 投資キャッシュフロー
  • 財務キャッシュフロー


店舗で考えるのはほとんど営業キャッシュフローになります。基本的にはプラスであることが望ましいといわれています。

営業キャッシュフローとは

営業キャッシュフローは店舗では商品の販売(売上)や仕入れその他経費や人件費など様々な収入と支出があります。

それらのバランスが最終的にプラスなのかマイナスなのか見るのが営業キャッシュフローです。

営業キャッシュフローの例題

皆さんの身近で一番わかりやすいのがクレジットカード決済や今ならQRコード決済のサービスも該当するかもしれません。

基本的に月の収入が20万円だったとします。ですがクレジットカードでの支払いを25万円分使った場合どのようになるでしょうか?

収入20万円-支出25万円=̠▲5万円となります。

もし貯蓄がない場合は5万円を借入する必要が出てしまいます。
その場合は借金が5万円となってしまい、今後5万円には利息が発生してしまいます。

これが続くと無駄な利息の支払いに追われて経営を悪化させる可能性があります。

店舗でキャッシュフローを考えると

店舗で考えると商品の仕入れ金額に対しての売上となります。
商品回転日数が90日の1万円する商品を10個仕入れてしまった場合、
すべてをキャッシュに変更するまでは900日間もかかってしまいます。

企業によって違いますが、商品を仕入れた場合は45日程度で仕入れ先にお金を
支払はなくてはなりません。このケースだと1個も商品が販売されてない状態で
90万円だけ仕入れ先にお金を払うことになってしまいます。

上記のケースも商品を仕入れたがキャッシュにはならずに銀行などに借りる必要が出てくるといった具合です。

キャッシュフローと言いますが本当に簡単に考えると収入と支出のバランスを考えることになります。
皆さん自分自身の生活ですと大半の人がちゃんと今月の給料は20万円だから支出は18万円程度に抑えて2万円は貯金しようと考えることができますが、いざ仕事となるとうまく考えれなくなるケースが往々にしておこります。
仕事も自分自身の生活と思って考えるとうまく資金繰りできるのではないでしょうか?

投資キャッシュフローとは

投資キャッシュフローはマイナスが良いとされてます。
※一概にすべてがそうではないかもしれませんが・・・

設備投資は企業が成長するのに不可欠だと考えます。投資キャッシュフローは設備投資などの今後企業が成長していくために必要な事に対してお金を使っている企業はマイナスになります。

従って投資キャッシュフローはマイナスになっていてもネガティブに考える必要はないといってよいと思います。

財務キャッシュフローとは

基本借金を返済しているかしていないかと考えてよいかと思います。

借金を返していればマイナスになりますね。これは良いことですね。借金を返済できる余力があるといったことになります。

キャッシュフローが良好な状況とは

こちらも一概には言えませんが下記の内容が基本的には良い状態と言われています。

  • 営業キャッシュフロー = プラス
  • 投資キャッシュフロー = マイナス
  • 財務キャッシュフロー = マイナス

成長著しい企業は借入が必要になり財務キャッシュフローはプラスになるケースもあります。

簡単な説明ですがキャッシュフローに関して説明しました。

本当は、店舗が発注しない仕組みにすることが大切。

本当は、店舗が発注しない仕組みにすることが大切。

店舗で発注していると、いったいどのくらいの数量をとればよいかわからなくなる。人によって全然考え方が違って自分が考えていた数量と違った数量が入荷して、キャッシュフローが悪化して困る。

倉庫が在庫で溢れて倉庫の整理や品出しが全然終わらなくて、必要以上の作業人時がかかり、従業員に負担がかかる等いろいろな悩みを抱えていると思います。

だけどなかなか、教育する時間もなくて適正な発注数量を統一することができていないと半ばあきらめている方たちは多くいると思います。基本私もそうです。

そんな時にひとつのツールとして活用してもらえればと思い記載しました。このくらい論理的に一つ一つ考えて発注することが大切なんだとわかってもらえると思います。

ですが、本当は、人に発注を決めさせることは今の時代遅れていると思います。

実際時間がない中完璧な発注をすることができるスタッフは、スペシャルなマンパワースキルであるからです。

しかし、今の小売業の現状では最適な状態の自動発注システムを導入できている企業はまだまだ少ないのではないでしょうか?
自分たちで、考える部分がまだまだ残っているはずです。

だから、店舗によってコンディションも変わりますし、欠品もスタッフのスキルによって店舗格差が当たり前のように生まれるのです。

発注を店舗がせず最適な仕入れが自動で行われれば、無駄な発注の時間も無くなりますし、残業すらなくなり、欠品も無くなるなんて、従業員にも顧客にもいいことしかありません。

いつかすべての小売業が発注を考えずに適切な数量が、すべて自動で入荷する仕組みが整うことを願うばかりです。

計数
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